変貌を遂げる メインフレームの世界

IBM の 新しいホスト環境



 IMS データベースを ちまちま検索するコードを COBOL で書いて、 TSO の使いにくいエディット画面で 打ち込んでいた時代は、 過去のものと なりつつあります。 いまや、 ホストでも UNIX が走る時代。 そのハイライトを いくつか紹介しましょう。

※ ほとんど IBM の宣伝みたいですが、広告料とか貰ってるわけじゃぁないです。 f(^^;
 

 


●____ OpenEdition MVS --- S/390 上の UNIX 環境

 一番大きな変革はこれ。 ホストで UNIX が動くようになったことです。
 X/Open、 OSF (Open Software Foundation)、 POSIX に準拠した UNIX 環境です。
 ファイルシステムには、 ちゃんとディレクトリ構造があり、 グループ/ユーザに対するアクセス権の設定も出来ます。
 もちろん、 UNIX のファイルを 従来のデータセットにコンバートしたり、 その逆をしたりすることも出来ます。
 なんといっても、 telnet でログインして ls -la とか出来てしまうのは、革命と呼んでもいいでしょう。

 参照 http://www.ibm.co.jp/large/0557.html


_●___ Internet Connection Server for MVS/ESA
             --- S/390 で Web サーバ

 UNIX が 走るようになった ということは、 いままで AIX などで蓄積してきた プログラムを、非常に ポーティングしやすくなった、 ということです。
 この ICSS や ロータスノーツ ドミノサーバ 等が、 ホストで動くようになりました。
 また、 ICSS は、 NSAPI もサポートしています。

※ N|C (Network Computer) をサポートするため、Web サーバ機能は必然だったとも言えます。

 参照 http://www.ibm.co.jp/large/bonuspak.html,
    
http://www.ibm.co.jp/Products/news/971118/index.html


__●__ DB2 --- リレーショナルデータベース

 これは 数年前から導入が始まっていますが、 バージョンが上がるごとに 機能もあがってきています。
 現在は JOIN できないようです (VIEW は可) が、 近いうちに可能になるらしいです。 また、 ODBC も サポートされるようです。

※ ODBC がサポートされれば、 VB などから簡単にアクセスできるわけです。

 参照 http://www.ibm.co.jp/Products/news/970129/db2/index.html


___●_ C++, Java のサポート

 OpenEdition MVS では、 C++, Java, Perl, REXX 等が サポートされます。 これらは、 当然ですが、 すべて CGI としても 使えます。
 とくに、 Java が サポートされるのは 素晴らしいことです。 Windows 上で開発した Servlet が、 そのままホストでも 使えるわけですから。

 参照 http://www.ibm.co.jp/Products/news/971008/index.html


____● Net.Data (ねっと・どっと・でーた)

 DB2 データベースへアクセスする ホームページを作成する場合、 この Net.Data のマクロを利用することで、 簡単にコーディング出来ます。
 また、 あわせて DB ホームページビルダーを使うことで、 簡単な検索などは GUI 画面の操作だけでホームページを作ることが 可能になります。

 参照 http://db2.japan.ibm.co.jp/GOLF_NEW/siyou_ya.html,
    
http://www.ibm.co.jp/software/internet/dbhpb/


_____ミ☆ われわれは どこにいくのか?

 IBM の展開の早さには 驚くべきものがあります。 国内のメインフレームメーカで、 ここまでの対応を打ち出しているところは、 まだ無いようです。 しかし、 他社も遅かれ早かれ 同じ方向に進まざるを得ないでしょう。 (その際、 オフコンは切り捨てられるかもしれません。)
 実際に、 某自動車メーカーでは、 この 4月に Net.Data を使ったホームページを 立ち上げる計画だそうです。 すでに稼働させている 金融機関もあるそうです。 大手企業が続々と乗り出してきた以上、 この流れは 止まらないでしょう。
 21世紀の最初の数年間という時期、 われわれは ホストからモバイルコンピュータまで、 オブジェクト指向言語で開発し、 Web サーバとブラウザが プラットホームとなっていることでしょう。
 そのとき必要になるのは、 Windows でつちかった オブジェクト指向言語 (Pascal, Java, C++) の経験と、 ホストでアプリケーションを作ってきた経験の、 両方の融合です。

98.2.9 biac 


Programming のホームへ戻る
Copyright (C) 1998 biac